秋が深まる山形県南陽市では、大正元年(1912年)に菊人形が飾られたことを起源とする菊の祭典が、2026年で第114回を迎えます。
全国一の歴史を誇る「菊人形の菊まつり」として知られ、1,200年以上の歴史を持つ熊野大社の参道が、菊のフラワーアートで埋め尽くされる景色は、神社の静けさと花の華やかさが同居していて、ほかではなかなか出会えない光景だと思います。
菊まつりというと渋い印象を持たれる方もいるかもしれませんが、私が惹かれたのは、神社の境内そのものが展示会場になるスケール感でした。
10月中旬の南陽は朝晩がぐっと冷え込むので、境内をゆっくり歩くなら羽織りものを一枚持って行くのが安心だと思います。
みなさんは、屋台は出るのかな、駐車場は足りるのかな、なんてところが気になっていませんか。
私も初めて行くと決めたときは、2つの会場を同じ日に回れるのかどうかが一番気になりました。
この記事では、南陽の菊まつり2026の日程や屋台、アクセスをわかりやすくまとめました。
南陽の菊まつり2026は2会場で開催!日程と見どころ
南陽の菊まつりは、宮内会場(熊野大社周辺)と花公園会場(南陽市中央花公園)の2会場を、前半と後半でリレーする形で開催されます。
ひとつの祭りが会場を移りながら続いていくというのは、じつはかなり珍しい形だと思います。
公式サイトで発表されている2026年の日程は次のとおりです。
| 会場 | 開催期間 | 開園時間 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 宮内会場(熊野大社周辺) | 2026年10月9日(金)〜10月19日(月) | 午前9時〜午後4時 | 菊人形×フラワーアート、演奏会、マルシェ、スタンプラリー |
| 花公園会場(南陽市中央花公園) | 2026年10月20日(火)〜11月8日(日) | 午前9時〜午後4時 | 菊人形展、菊花品評会、物産展、キッチンカー |
入場料は両会場とも無料です。
昨年(2025年)の来場者数が約5万人と紹介されています。
これだけの規模で無料というのは、正直かなり太っ腹だと思います。「菊のまち」を掲げる南陽市の本気度が伝わってきますね。
宮内会場と花公園会場の開催期間と開園時間
前半の宮内会場は10月9日(金)から10月19日(月)まで、後半の花公園会場は10月20日(火)から11月8日(日)までの開催です。
週末イベントは宮内会場に10月10日(土)〜12日(月)・17日(土)・18日(日)の「菊薫る演奏会」、10月11日(日)の「いちょうマルシェ」、花公園会場に10月24日(土)・25日(日)の「物産展」、10月25日(日)の「MUM FES 2026〜菊×フェス〜」などが組まれています。
私なら、静かに花を眺める日と、イベントを楽しむ日を分けて訪れたいです。
両方の日程を1日でこなそうとすると、けっこう慌ただしくなりそうな気がします。
熊野大社のフラワーアートと歴史ある菊人形
宮内会場の見どころは、なんといっても熊野大社の境内と参道を舞台にしたフラワーアートです。
公式サイトでは「菊人形×フラワーアート」のコラボレーションが案内されており、主催者が「日本最大級」とうたうフラワーアート展示が並びます。
菊人形の技は菊人形師の菊地家に代々継承され、現在は3代目の菊地直哉氏が手がけているとのことです。
大正元年に宮内の料亭に菊人形が飾られたのが始まりで、翌大正2年(1913年)には第1回の菊花品評会が開かれました。
100年以上受け継がれてきた技が、いまも同じ土地で見られるというのは、なかなか感慨深いものがあります。
花公園会場では、南陽菊花会が丹精込めて育てた菊が並ぶ菊花品評会と、テーマに沿って作られる菊人形展が中心です。
個人的には、毎年テーマが変わる菊人形を、前年の作品と見比べながら楽しむのが面白そうだと感じています。
雨天時の展示状況と会場ごとの回りやすさ
気になる雨天時の対応ですが、2026年の荒天時の中止基準や発表タイミングは現時点では未発表です。
屋外展示が中心なので、天候によって見え方が変わることは十分に考えられます。
公式サイトや南陽市観光情報のSNSで直前情報を確認するのが確実だと思います。
回りやすさでいうと、宮内会場は参道と境内を歩いて巡る形なので、私なら歩きやすい靴を選びます。
花公園会場は園内を見て回る形なので、こちらは比較的ゆったり動けるのではないかと想像しています。

両会場は期間が分かれているので、同じ日に両方を回るのは現実的ではありません。
まず行きたい会場をひとつ決めてから、日程を組み立てるのがおすすめです。
屋台やキッチンカーの出店場所と営業時間は何時から?
屋台の情報は、宮内会場と花公園会場で状況がかなり違います。
宮内会場の門前通りと花公園の出店エリア
宮内会場では、熊野大社周辺の熊野門前通り一帯が会場になります。
鳥居を抜けた参道には菊のフラワーアートが点在し、その周辺に出店が並ぶ形だとされています。
ただし宮内会場の露店・テント販売の出店予定店舗は、2026年9月時点で公式サイトに明記されていません。
周辺の「しんまち商店街」にあるジェラート店やドーナツスタンドなど、街なかの店舗をあわせて楽しむのがおすすめとされています。
花公園会場は、中央花公園内の広いスペースにキッチンカーが並ぶ形が見込まれています。
私なら、宮内会場は街歩きと組み合わせ、花公園会場は公園内でまとめて食べる、という使い分けをしたいです。
屋台は何時から?昼営業中心の販売時間
出店の営業時間は、イベントの開催時間にあわせて午前9時から午後4時までが基本とされています。
2026年の公式スケジュールで出店が明記されているのは、花公園会場のキッチンカーで、10月31日(土)・11月1日(日)・11月3日(火・祝)・11月7日(土)・11月8日(日)の5日間です。
出店時間は9:00〜16:00の予定で、各日数店舗の出店と案内されています。
夜まで営業する屋台は想定されていないので、夕方以降の食事は会場外で考える必要がありそうです。
山形名物玉こんにゃくや地元限定グルメ
山形のお祭りといえば玉こんにゃくが定番です。
ほかにも南陽市特産のぶどうやワインを使ったメニュー、季節の味覚を楽しめるスナック類が人気とされています。
私はどちらかというと、こういう土地の特産品を使ったメニューのほうが気になります。
ぶどうもワインも南陽の主力なので、祭りで気軽に味わえるのはうれしいポイントだと思います。
甘いもの派の方は、商店街のジェラートを組み合わせるのも楽しそうですね。

宮内会場は出店数が読めないので、食事は「あるといいな」くらいの気持ちで。
花公園会場のキッチンカーは日付が限定されているため、狙うなら該当日を先に決めておくと安心です。
南陽の菊まつり2026の混雑ピークと狙い目の時間帯
昨年の来場者数は約5万人と紹介されています。
菊まつりというと、がらがらなのではと思われがちですが、実は県内外から人が集まる規模の催しです。
私はここが、事前に知っておくと当日の満足度が変わるポイントだと考えています。
週末イベント開催日や昼前後の混雑状況
週末や祝日は人出が多くなりやすいと考えられます。
とくに演奏会やマルシェ、物産展などイベントが重なる日は、会場内の動きがゆっくりになりそうです。
観覧客と食事の需要が重なる11時〜13時ごろが、体感的なピークになりやすい時間帯だと見られています。
私なら、この時間帯は会場の奥から順に回って、人が引いてから参道側を見るようにします。
ランチを狙うなら、ピークを少し外すのが現実的だと思います。
屋台や鑑賞エリアが空いているおすすめの時間
狙い目は開場直後の午前9時台です。
開場と同時に入れば、参道のフラワーアートを人の少ない状態で写真に収めやすくなります。
写真を撮りたい方は、この時間に集中して動くのがよいと思います。
その後のんびり屋台を見て回り、昼前には引き上げる。
この流れなら、混雑と空腹のピークをうまく外せそうな気がします。
子連れなら、午前中に宮内会場を見て、昼前には移動を始める回り方が動きやすいはずです。
SNSの口コミから見る売り切れや待ち時間の注意点
クチコミを見ると、過去に訪れた方からは「地元の方々が多い印象だった」という声や、展示の規模に対して入場が無料であることに触れる感想が見られます。
一方で、特定の屋台の売り切れや待ち時間についての情報は、確認できた範囲では多くありません。
一部の投稿だけを根拠に「必ず待たされる」「必ず空いている」と決めつけるのは避けたいところです。
SNSは当日の様子を知る手がかりとしては便利ですが、傾向として捉えるくらいがちょうどよいと思います。

開場直後の9時台は狙い目ですが、開園式やオープニングイベントがある日は式の周辺だけ人が集まります。
儀式の時間帯を避けて、少しだけ横にずれると動きやすくなります。
南陽の菊まつり2026の駐車場と会場別アクセス
車でも電車でも行ける祭りですが、私はできるだけ公共交通機関を選びたいと思っています。
その理由は、会場ごとに駐車可能台数が限られているからです。
熊野大社周辺と中央花公園の駐車場情報
駐車場は両会場にあり、約100台(宮内会場)、約200台(花公園会場)と紹介されています。
ただ、情報源によって台数が異なります。
過去の開催では、熊野大社が「期間中は駐車場が大変混みあうことが予想されるため、大型臨時駐車場を優先的に利用してほしい」と呼びかけていました。
イベント開催日には一部駐車場(宮内小学校駐車場など)が使えない年もありました。
私なら、台数の少ない宮内会場は最初から車を使わない前提で考えます。
花公園会場も、催しのある日は午前中に埋まりやすいと見て、時間に余裕を持って動きたいところです。
駐車料金は無料の予定と紹介されている情報もありますが、2026年の正式な案内は確認できていません。
南陽高畠ICからの車ルートと所要時間
車の場合は東北中央自動車道の南陽高畠ICが最寄りです。
宮内会場は国道13号経由で約8km・約12分、花公園会場は約6km・約11分と案内されています。
赤湯温泉からはそれぞれ約9分、約6分です。
2026年の交通規制の区間・時間帯については、現時点では未発表です。
祭り期間中は会場周辺で混雑が予想されるため、規制が出る可能性はあると思います。
フラワー長井線やJR赤湯駅からのアクセス手順
電車を使うなら、宮内会場はフラワー長井線の宮内駅から徒歩約10分です。
参道まで歩ける距離なので、こちらはかなり使いやすいと思います。
花公園会場はJR赤湯駅からタクシーまたは路線バスで約10分とされています。
私なら宮内会場は電車、花公園会場は赤湯温泉に泊まる前提でタクシー、という組み合わせを選びます。
赤湯温泉から花公園会場は車で約6分なので、宿を取ってしまえば移動の負担がかなり軽くなるはずです。
温泉に入ってから菊を見る、なんていう秋の過ごし方も悪くないなと思っています。
| 会場 | 車でのアクセス | 公共交通でのアクセス | 駐車場の目安 |
|---|---|---|---|
| 宮内会場(熊野大社周辺) | 南陽高畠ICから国道13号経由 約12分/赤湯温泉から約9分 | フラワー長井線「宮内駅」から徒歩約10分 | 約100台と紹介(通常時200台との情報も) |
| 花公園会場(南陽市中央花公園) | 南陽高畠ICから約11分/赤湯温泉から約6分 | JR赤湯駅からタクシー・路線バスで約10分 | 約200台 |
まとめ
南陽の菊まつり2026は、10月9日から11月8日までの長い会期の中で、神社から公園へと舞台が移り変わっていく祭りです。
同じ菊でも、熊野大社の参道で見る花と、花公園で見る菊人形ではまったく表情が違います。
だからこそ、私はどちらか一方だけで満足せず、可能なら2回に分けて訪れるのがいちばん贅沢な楽しみ方だと思います。
おすすめは、菊人形の前で少し立ち止まることです。
100年以上受け継がれてきた技と、今年のテーマが重なって見えてくる瞬間があって、無料で見てしまっていいのだろうかという気持ちになります。
秋の澄んだ空気の中、参道に並んだ菊の香りを感じながら歩く時間は、写真で見るよりずっと静かで、贅沢なものでした。
ぜひ、あなたなりのペースで南陽の秋を味わってきてください。


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